第一次募集の選考を終えて、結果を投函いたしました。
ご応募くださいました皆様に心より御礼申し上げます。
今回、大変質の高い応募を多くいただきました。
コロナ禍前の2019年以来の一次募集を、実行できてよかったと思いました。
「新鮮な作り手は果実のように生まれてきます」
まさにこのフレーズのような作り手の出現を感じました。
25名を選ばせていただくのは大変難しく、27名の作家に選考通過通知を投函いたしました。
(これによって2次選考通過作家数を減らすことはありません。
2次でも25名以上の作家を選考予定です)
通過された作家の方々は、せっかくの豊かな準備期間をぜひに生かしてください。
さっそくに年明けからでもスケジュールを構築して、ミーティングなどもご検討ください。
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今日は、選外通知を受け取られた方に向けて特にお書きしたいと思います。
選考通過作家よりも、かなり多い数の方が選外通知を受け取られます。
とはいえ、決して愉快なことではないことと思います。
ご応募くださったお気持ちに添うことができませんでしたこと、心苦しく思っております。
大前提として、選考は力量の優劣のみの結果ではありません。
「工房からの風」という野外展を構成するイメージを抱きながら、そこになるべく合致する作家を選出したいと思っています。
そして、とても惹かれる作品写真であっても、バリエーションや出展数、現在の制作状況、
今後の方向性などを総合的に考慮して、2024年の出展が作家と「工房からの風」双方にとってよいかも考えます。
ジャンルのこともあります。
たとえばどんなによいと思うご応募であっても、同ジャンルばかりで構成することはできません。
1次としてのおおまかなジャンルごとの人数を考えていますので、それを超えた場合は見送らざるをえない作家の方がいらっしゃいました。
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と、いろいろ書きましたが、それは気休めや慰めや言い訳ではありません。
まず、応募用紙に向かい、ご自身の作品写真を整え、ご自身の制作を他者に伝えることを実行したこと。
素晴らしい経験だったと思います。
ご自身にエールを送ってほしいと思います。
通った、落ちた、という結果だけをみてはもったいないと思います。
そして、「工房からの風」が今のご自身に合っているか。
それもぜひあらためて考えてみてください。
機が熟して出展したほうが、きっと実りがあります。
「出た」という経験だけが残るより、「出た」ことが次につながるものであってほしいと願います。
そのような機会、タイミングに向けて、ぜひ、ご自身のお仕事を整え、進化、深化させて、よりよいプレゼンテーションをしていただきたいと思います。
それが、「工房からの風」なのか。
そして、そうだとしたら、そのタイミングがいつなのか。
二次のタイミングかもしれませんし、来年なのかもしれません。
いずれ、前向きにとらえていただきたと思います。
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「今回の応募が、ご自身の制作、発表の在り方を考えるよき機会となった」
そのように思うことができるのは、ご自身の力のみです。
ぜひ、今後の制作、活動に生かしていただきたいと願っています。
あらためて、ご応募をありがとうございました。